東北地方太平洋沖地震から一夜明けて

nakaoshi_kaos2011-03-12

局所的に自宅マンションが被害に遭ったけれど、
地震が発生した時間帯は会社の1Fに居たので、
大きな揺れを経験することもなく、私自身は無事です。


16:00の時点で会社からアナウンスがあり、
クルマ通勤者と乗り合わせをして全員退社することになったので、
同じ部署で働く中国人1人とインドネシア人2人を送り届け、20:00頃に自宅まで辿り着いた。


ちなみに中国でも地震は「地震」と言うらしく、
インドネシアの渋滞は日本の比じゃないらしい。
スマトラ島沖地震の話題は出なかったなぁ。


駐車場から自宅までの道を歩いていると、1台の消防車が自分を抜き去っていった。
「まさか」と思っていたら、自宅の駐車場に消防車が停まっており、
消防隊員と住民による50人くらいの人だかりが出来ていた。


どうやら、マンションの一部に亀裂が入ったため、住民に対して避難勧告が出たらしい。
周囲を見渡す限り、騒ぎになっているのはウチだけ。ジーザス。


「市の公民館に避難します」だとか、
「やっぱり近くの中学校に避難します」だとか、
消防隊から何度か指示があったけれど、
情報だけが先行して何の進展もないまま駐車場で1時間半ほど待機させられ、
結局「安全に支障はないので普段通り生活して良い」との結論が下った。


「本当かよ」と思いつつ、問題の亀裂を見に行ってみたら、
マンションのA棟とB棟を繋ぐ箇所が完全に離れていた。
地震の際は、振動を吸収するためこの部分が切り離されるように設計していると建築士は言っていたが、
本音なのか建前なのかは分からない。


部屋の中はグチャグチャ。
扉が付いた家具は中身が全て飛び出し、当然、棚の上のものは全て落下。
唯一、テレビだけはギリギリのところで踏み止まってくれていた。


幸い、一部の家具や家電が若干の傷を負ったものの、故障した物はなく、
同じマンションの住民の中では軽症で済んだ方だと思う。
中には、漏水したり、食器が全て割れてしまったり、
4Fに住んでいる会社の同僚なんかはテレビの液晶が割れて駄目になったと言っていた。


念のため当日は近所の知人宅で一晩過ごしたけれど、翌朝からは普段通りの生活を送っています。
普段通りと言っても、部屋の掃除と片付けが残っているので、落ち着くまでに1週間くらい掛かりそう。
正直、このマンションが関東直下型の大地震に耐えられかどうか不安なので、引越しも検討しています。


まぁ、ミクロではこんな不満もある訳ですが、マクロに考えたら被害でも何でもなく、
被災地の方々が一人でも多く救済されることを、ただただ祈るのみです。


あまりボランティアに積極的ではない私だけれど、今回ばかりは協力したいと考えてます。
すぐできることは、募金と節水と節電くらいか。