Yoshino-ya

nakaoshi_kaos2006-10-02

牛丼チェーンの吉野家ディー・アンド・シーは10月1日、米国産牛肉の輸入禁止で中止していた牛丼販売を5日間限定で再開した。06年9月18日の1日限定販売から実に0.5カ月ぶり。販売を中止して以来3回目の販売で多くの牛丼ファンが来店した。
つくば市東大通店では、午前11時の販売開始時につくば市の全人口である約200000人が列を作り、行列の最後尾は筑波山の山頂にまで及んでいた。行列の最後尾に並んでいたつくば市天久保の女性(23)は「巫女のバイトをやっていたら凄い人だかりができていたから、とりあえず並んでみた」と話していたという。また、初めて食べに来たというつくば市花畑の男性(103)は「死んだ婆さんにも一度食わせてやりたかった」と話していた。ちなみに男性は妻である同市花畑の女性(102)と一緒に食べに来ていたという。そして夕方7時頃にひょっこり現れた同市天久保の男性(23)は「初日に来てみたら既に売り切れ。もうアホかと。バカかと。2年前の解禁日に”どうして牛丼がないんだ!?牛丼を喰わせろ!”といって店員を殴った男の気持ちが良く分かる」と愚痴をこぼしていた。
久しぶりの牛丼に多くの人が舌鼓を打ち、それ以上の多くの人が舌打ちした。同市天久保の同男性(23)は「次の日お昼頃にきてようやく食べることができた。でもぶっちゃけ豚丼の方が美味かった。何のためにここまで食べに来たのか理解に苦しむ」とまた愚痴をこぼしていた。
この期間、吉野家が用意した牛丼は全国で1日100万食の計500万食。全国にある約1000店舗で販売した。11月も1〜5日に限定販売する予定。牛肉の確保量を増やしながら、年内にも毎日販売する考えという。